● 梨世会の理念
医・食・住の整った環境の中で、その人らしく楽しみながら、安心できる生活の場を提供し、見る、聞く、嗅ぐ、食べる、触れるといった『五感の刺激で心癒す』生活の中に季節感を取り入れ、地域社会との交流をはかります。
● 梨世会の基本方針
- 私たちは、利用者様の意向を尊重して、多様な介護サービスを提供します。
- 私たちは、利用者様が、個人の尊重を保持しながら「その人らしさ」を発揮することができる自立した生活を、地域社会において営むことができるように支援します。
- 私たちは、頭を使い、体を使い介護サービスの「質」を向上させ、利用者様の生活の「質」の向上に努めます。
- 私たちは、高い公共性・倫理性を旨として、事業経営の透明性を確保します。
- 私たちは、民間社会福祉事業の主たる担い手として、先駆性・独自性を発揮し、専門性の高い職員資質の向上に努めます。」
● 認知症高齢者グループホームとは
認知症高齢者グループホームの本旨は、「認知症高齢者が小規模な生活の場で少人数(5人から9人)を単位とした共同住居の形態で、食事の支度や掃除、洗濯などをスタッフが利用者とともに共同で行い、一日中家庭的で落ち着いた雰囲気の中で生活を送ることにより、認知症状の進行を穏やかにし、家庭介護の負担軽減に資することにあります。
認知症高齢者グループホームでは、認知症高齢者にとって生活しやすい環境を整え、少人数の中で「なじみの関係」をつくり上げることによって、生活上のつまづきや行動障害を軽減し、心身の状態を穏やかに保つことができます。また、認知症高齢者に対しては、過去に体験したことがある役割を与えるなどして、潜在的な力に働きかけます。こうして、高齢者の失われかけた能力を再び引き出し、「生活様式を再構築する」ことが可能になります。
認知症高齢者は、集団の中で、画一的にケアを受けていると、生活そのものがケアに支配され、自己が失われていくような不安を感じます。そうした不安を感じさせないように、認知症高齢者を生活の主体者としてとらえ、個々の生活を重視し、残された能力を最大限に活用できるような環境を提供します。認知症高齢者は、過去に体験した「想い」をその暮らしの中で展開できる、家庭に近い環境を必要とします。
認知症高齢者グループホームのケアは、認知症高齢者が混乱しないで普通の生活を送ることができるようにすることを何よりも優先します。認知症高齢者が「心身の痛みを緩和し」、「心を癒し」、「生活に満足できる」ように導きます。
● 小規模多機能居宅介護とは
小規模多機能居宅介護は、利用者が住み慣れた家・地域での生活を継続することができるように、利用者の選択に応じて、施設への「通い」を中心として、短期間の「宿泊」や利用者の自宅への「訪問」を組合せ、家庭的な環境と地域住民との交流の下で日常生活上の支援や機能訓練を行います。
小規模多機能居宅介護は以下のような特徴があり、介護が必要になっても、安心して自分の家で生活することができるサービスとなっています。
- 「通い」「訪問」「泊まり」の、どのサービスを利用しても、いつも顔なじみの職員がケアを行います。
- 少人数登録制(25名以下)のため、家庭的な雰囲気の中で、他の利用者・職員と楽しく過ごすことができます。
- 月額定額制のため、介護保険利用限度額からはみ出す心配がありません。(他サービス利用の場合を除く)
- 24時間年中無休なので、いざという時にも対応可能。安心して在宅生活が送れます。